ペロイズム

37歳・独身・現役フリーター のホンネ

「普通」の正体

現代社会の暗黙のルールとして、正社員として働くことが「普通」になっているようだけど、厚労省が発表しているデータによれば、労働者5,620万人のうち2,162万人(38.4%)が非正規雇用で働く人たちとなっている。また、結婚についてもそうなんだけど、ここ数年で未婚と晩婚が急激に増えているし、結婚の平均年齢は上昇傾向にある。


仮に結婚したとしても、夫は仕事をしてお金を稼ぎ、嫁は家庭を守りながら育児に専念するといった昔のやり方では上手くいかないことの方が多い。それは身近にいる人たちを見ていれば容易に想像がつく。つまり今まで当たり前とされていた「普通」という概念は、今の時代には当てはまらなくなってきているわけだ。


そもそも「普通」なんてものは、その時代で生きている人たちの多数決によって決められているだけで、その道から外れてしまう人たちは必ず一定数いる。人殺しが当たり前だった時代にも、人殺しに反対している人たちはいただろうし、そういう思想を持つ人たちが増えてきたことがキッカケで人殺しを犯罪として取り締まるようになってきた。


「普通」というものは「普遍」というものと違い、時代とともにアップデートされていく。自分が育ってきた時代の普通を普遍と思いこんでいるのなら、それは時代の変化に対応できずに絶滅していった動物たちとあまり変わらない。自らの人生を生きづらくしているだけのように感じてしまう。


とくに現代人は、普通と違ったことをするのが普通になりつつあるので、今まで尖っていた人たちも目立たなくなってきた。そう考えると、もはや何が普通で何が普通じゃないのかの線引きも難しい。そんな意味不明な情報戦国時代のような感じがする。現代社会が抱える闇(病み)の正体は、そんなところにあるのかもしれない。

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